無難は、安心
今日の名古屋は雨模様です。
春らしく暖かい気温です。
この春らしい気候のなか、
街を歩くと、見るからに新社会人なんだな、
というピッカピカのスーツさんとすれ違います。
そんな姿を見ていて、
思い出したことを書きます。
運転中、通りかかったビルの一角に、
何やら、人だかりがありました。
7~8人は、いそうです。
私の目を引いたのは、
その集団が見事に鼠色!
グレーというとカッコ良いですが、
深いグレーや、淡いグレーでなく、
みんなネズミ色。^_^
よく揃ったものだ、と感心しました。
まるで制服のように。
(制服だったのか? どう見ても違うと感じました。)
ちょうど、そのビルが建つ交差点で信号待ち。
観察していると、グレースーツの方々は、
数名が車道まで出て来て、ビルを撮影したり、
3人ほど固まって何やら話したり。
新オープンのオフィスのようでした。
いつの間にか、みんな一緒のグレースーツ。
無難がイイよね、と思いつつ、
無難でいることは、安心なんだな、と感じました。

何気なく誰かが着ていたスーツの色が
いつの間にやら、周りに影響して、
なんとなく広がったのか。。。
憶測の域を出ませんが、
示し合わせて買うようなモノじゃないですし笑。
無難でイイな、が当たり前になったとき、
あのグレースーツ集団が、
勝手に出来上がる風土。
ある意味、一体感があり、まとまっている。
けれど、個性がある方が、
違う見方や、違う考え方が出て
興味深いかもしれない。
いろんな個性が集まって、
その個性の集まりが、それぞれのやり方で
同じところを目指せると
それも素敵だな、と思います。
(森川 美希)